北海道産小麦の代表「ゆめちから」の魅力と特徴について!

北海道産小麦の代表「ゆめちから」の魅力と特徴について!

みなさまこんにちは。

今日は北海道産小麦ではおなじみ「ゆめちから」の魅力と特徴についてご案内です。

ゆめちからに興味のある方向けの記事です。

サンプルのご依頼等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
お問合せはこちらからお願いいたします→https://eating-hokkaido.shop/pages/contact

※お問い合わせ内容欄に【ゆめちからサンプル希望】と記載の上、お店の名前、お送り先住所をご記載ください。 
※サンプル送付の際の運賃はお客様でご負担願います。

ゆめちからの特徴について

「ゆめちから」は、北海道産の超強力小麦品種として開発され、日本国内でのパンや中華麺の製造において注目されています。もともと小麦は輸入品が多く、国内消費量のうち北海道産小麦の割合はごく一部に過ぎませんが、その中で「ゆめちから」は製パン性に優れ、輸入小麦に代わる国産小麦の選択肢として人気を集めています。ここでは、「ゆめちから」の魅力や特徴、栽培の背景について詳しく解説します。

1. 強力なグルテンを持つ日本初の超強力小麦

「ゆめちから」は、日本初の超強力小麦品種であり、グルテンの力が非常に強いのが最大の特徴です。通常、国産小麦は輸入小麦に比べてグルテン量が少ないため、パンの膨らみが足りないとされていましたが、「ゆめちから」はこの点で輸入小麦と比較しても遜色ないほどの製パン性を持っています。パン作りや中華麺作りにおいて、もちもちとした食感やしっかりとした噛み応えを実現することができます。このため、パン職人や製麺業者からも支持されています。

2. 「きたほなみ」との相性の良いブレンド

「ゆめちから」は、北海道産の中力小麦品種である「きたほなみ」との相性が良いことでも知られています。例えば、製パン用に超強力小麦と中力小麦をブレンドすることで、グルテンの強さを調整し、もちもち感と柔らかさをバランス良く両立できます。具体的には「ゆめちから」をメインに、「きたほなみ」を加えることで、パン生地が程よくしっとりし、食感が向上するため、より高品質なパンを作ることが可能です。

ヤマチュウのお客様でもラーメンやうどんなどの製麺に「ゆめちから」と「きたほなみ」をブレンドした粉を使用する方もいらっしゃいます。

3. 耐病性と安定した収穫

北海道で小麦栽培を行う際の大きな課題のひとつは、病害である「コムギ縞萎縮病」です。北海道の小麦栽培地では、この病気にかかるリスクが高く、収穫量に影響を及ぼすことが多いです。しかし、「ゆめちから」は、このコムギ縞萎縮病に対する抵抗性が比較的強く、安定した収穫が期待できます。これにより、小麦生産者はリスクを減らし、品質を保ちながら安定供給を実現できるというメリットがあります。特に北海道は日本国内の小麦の約65%(中でもヤマチュウがある音更町(おとふけ)は日本トップクラスの栽培量です)を生産しているため、こうした病害に対する耐性を持つ品種の育成は重要と考えられます。

4. 北海道の気候に適した栽培特性

「ゆめちから」は北海道で秋まき小麦として育てられる品種で、北海道の寒冷な気候や環境に適応するよう設計されています。秋に種をまき、厳しい冬を越えて成長することで、夏に収穫をします。寒さに強く、北海道特有の気候に対応できることが栽培の大きな利点であり、これによって安定した生産が可能になっています。

5. さまざまなサイズ展開で提供される「月の魔法」

「ゆめちから」を100%使用した商品として、Eating Hokkaido(イーティング北海道)では「月の魔法」という商品名で販売されており、ご家庭用から業務用向けのサイズを取り揃えております。

用途に合わせてお好きなサイズでご注文ください!

ゆめちから100%使用 月の魔法の商品ページ→https://eating-hokkaido.shop/products/tsukinomahou

6. 国内小麦自給率向上への貢献

現在、日本の小麦自給率は非常に低く、約12%程度にとどまっています。その中でも北海道は国内産小麦の約65%を供給しており、「ゆめちから」のような安定した品種の存在は、国産小麦の利用拡大に貢献しています。「ゆめちから」は輸入小麦に劣らない製パン性を持つため、パンや中華麺製造の現場でも国産小麦として選ばれることが増えています。こうしたみなさまのおかげもあって、弊社としても日本の小麦自給率向上に少しでも寄与できているのかなと思っています。

7. 食感と風味の特徴

「ゆめちから」を使ったパンや中華麺は、しっかりとした噛み応えともちもちした食感が特徴で、輸入小麦にはない独特の風味があります。小麦本来の香りが楽しめ、焼きたてのパンでは芳ばしい香りが引き立ち、この風味と食感は、特に北海道産小麦の特徴として多くの人に愛されています。

8. 北海道産小麦のブランド力

「ゆめちから」を含む北海道産小麦は、徐々に認知が拡大し、ブランド力が高まっており、消費者や業者の方からも幅広くご利用いただいています。北海道産小麦にこだわるパン屋や飲食店が増えつつあり、地域ブランドとしての価値が一層強まっています。「ゆめちから」のような品種は、こうした北海道産小麦のブランドを支える一端を担っています。

まとめ

「ゆめちから」は、北海道産小麦の中でも特に強力なグルテンを持つ超強力品種として、製パンや中華麺製造に適した選択肢です。病害への強さや北海道の気候に適応する栽培特性により、収穫の安定性が確保されやすく、生産者や加工業者にとっても安心して利用できる品種です。さらに、国産小麦としての品質とブランド力を兼ね備え、消費者からも高く評価されています。「ゆめちから」の存在により、日本国内の小麦自給率向上にも寄与しており、今後も国産小麦としての需要がさらに高まっていくことが期待されます。

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